Hudlは、2026年7月8日、ゲーミフィケーション型の部活動向け資金調達プラットフォーム「TeamUp(運営:Fundsave, LLC)」を買収したと発表した。TeamUpは、米国を中心に高校・大学のスポーツプログラムがチームイベントを通じて資金を集めることを支援するサービスで、今回の買収により、Hudlはシーズン最初の資金集めから最後の映像分析まで、コーチを一気通貫で支えることになる。

あわせてHudlは、TeamUpをベースとした新サービス「Hudl Fundraising From Team Up」の提供を開始した。

買収の背景

従来型のスポーツクラブ活動の資金集めは、選手・保護者・後援会(ブースタークラブ)にとって大きな負担となってきた。Hudlの最高経営責任者(CEO)David Graff氏は、コーチは指導に、選手は競技に集中したいものであり、TeamUpの現代的で実績ある手法をHudlのエコシステムに取り込むことで、関係者全員に貴重な時間を取り戻し、組織が競技そのものに集中できるようにする、との考えを示している。

TeamUpの創業者兼CEOであるMark Teckenburg氏は、TeamUpが一貫して「どうすればコーチの負担を軽くできるか」を追求してきたとしたうえで、Hudlへの参画により、コーチが日々使うツールと最良の資金調達手段を組み合わせ、時間を節約しながらより強いチームづくりと、学校にとってより良い成果を実現できる、とコメントしている。

TeamUpは、ノースダコタ州ファーゴでMark Teckenburg氏が創業した、ゲーミフィケーション型のスポーツクラブ活動向け資金調達プラットフォーム。ライブイベントとデジタルの資金調達ツールにより、従来型の手法よりも少ない労力で、より多くの資金を集めながらチームの結束も高められることを特徴としてきた。

Hudlのエコシステムへの統合

「Hudl Fundraising From Team Up」は、Hudlが拡充してきたファンエンゲージメントおよび運営ツール群——デジタルチケッティング、ライブ配信、登録機能、日程管理・連絡・チーム運営といったメッセージング機能——と組み合わさる。これにより、アスレチックディレクター(AD)は、プログラムの運営を1つのプラットフォーム上で完結できるようになる。

Hudlは、従来の戸別訪問による販売型の資金集めをなくすことで、AD・コーチ・選手・保護者・後援会に貴重な時間を返すとしている。同社によれば、TeamUpの手法を用いた高校のスポーツチームは、1イベントあたり平均8,000ドル以上を集めているという(※)。

「Hudl Fundraising From Team Up」の仕組み

このサービスは、管理すべきカタログも、追跡すべき在庫も、戸別訪問の手間もない点が特徴だ。選手たちがポイントやバッジを競い合い、その様子をコミュニティが応援・寄付するという、活気あるイベント形式に置き換える。準備から実施まで、最短60分程度で完結するという。

資金調達には、2つの方法が用意されている。

The Event(イベント型):運営をすべて任せられる、盛り上がり重視の形式。Hudl側が、当日の進行、デジタルプラットフォーム、イベントの構成までを担う。選手は約1時間、自分のネットワークに声をかけ、ライブのリーダーボード上で支援を呼びかける。コーチは当日、その場に立って選手を率いるだけでよい。

The Fundraiser(キャンペーン型):自分たちで主導したいプログラム向けの、セルフ運営のデジタルキャンペーン。同じ働きかけ・同じプラットフォームを、1時間のイベントではなく、数週間の自分たちのペースで進める。

いずれの方法でも、資金集めの主役は選手自身であり、寄付はプログラムへ直接届く。在庫管理や煩雑な段取りを伴わずに、シーズンの資金を素早く確保できる。

※データは2024年7月1日〜2026年7月1日に実施されたイベントの総収益に基づく。成果は保証されるものではなく、プログラムの規模・競技・参加度などにより変動する。サービスの利用は標準の利用規約に従う。


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