株式会社AllClip(本社:東京都千代田区、代表取締役:内田郁真)は、コンピュータービジョン分野で世界最大規模の国際会議「CVPR 2026」に併設されたコンペティション「Spiideo SoccerNet SynLoc 2026」において、世界3位に入賞したと発表した。
CVPRは、画像認識技術に関するトップ研究者が集う、コンピュータービジョン分野の最高峰国際会議のひとつ。これに併設される形で、サッカー映像へのAI処理精度を競う「SoccerNet Challenge」が毎年開催されている。本年度の部門のひとつである「Spiideo SoccerNet SynLoc 2026」には世界中から85チームが参加し、AllClipは3位の成績を収めた。
コンペティションの概要
「Spiideo SoccerNet SynLoc 2026」は、単一フレームのサッカー映像から選手を検出し、ワールド座標系における位置を特定するタスクだ。スポーツ解析を自動化する映像認識・理解AIにとって、重要な要素技術のひとつにあたる。選手をどれだけ正確に検出できるかだけでなく、コート内での位置精度まで問われる評価設計となっている点が特徴だ。
AllClipは今回、4K画像のなかから「選手」という小さな物体を効果的に検出するモジュールの構築、選手の姿勢情報の活用、カメラパラメータを踏まえた選手位置のチューニングを行うことで、ベースライン手法を大きく上回る成績を達成したとしている。
今後の展望
AllClipは、本コンペティションで用いた手法を、同社のAIカメラシステム「AllClip」の精度改善や新機能追加へ応用し、スポーツ現場の課題に直接適用できる形を目指すとしている。
さらに、今回の内容にとどまらず、スポーツシーンの認識・理解を担う映像AI技術群の発展に貢献することで、選手個人のプレーシーン抽出やフィジカルデータの計測といった、これまでトップレベルの環境でのみ享受されてきた価値を、あらゆるカテゴリーへ届けられる未来につなげたいとしている。
同社は今後も、あらゆるスポーツシーンを映像体験・データ体験へと変えるべく、スポーツ映像解析技術とカメラシステムの向上に取り組み、競技現場で使いやすく実用的なAIスポーツシステムの提供を進めるとしている。
