BEPROは、映像分析ツール「BEPRO Editor」のアップデートを発表した。複数の試合・トレーニング映像をひとつのプロジェクトにまとめられるようになったほか、ライブラリ映像や共有クリップから直接プロジェクトを作成する機能、クリップのダウンロード時にグラフィックテンプレートを適用する機能が加わった。
今回の更新で、プロジェクトの作成方法とクリップのダウンロード方法が見直された。スケジュールに登録されていないライブラリ映像や共有クリップからもプロジェクトを始められるようになり、ダウンロード時にはチームロゴや選手情報、分析目的に合わせたグラフィックを重ねて、より仕上がりのよい映像を作成できる。
複数のスケジュール映像を1つのプロジェクトに追加
エディターのプロジェクト作成画面は、BEPRO Space上でスケジュールを探すのと同じ操作感に刷新された。アクセス可能なスケジュールの一覧を一覧表示し、チーム・期間・映像種別などの条件で素早く絞り込んで、必要な映像を見つけられる。
このアップデートにより、複数のスケジュール映像を1つのプロジェクトにまとめ、特定のチームや選手に関する複数試合を、同じワークスペース内で分析できるようになった。
特定チームの複数試合を1プロジェクトで分析
これまで対戦相手の分析では、複数試合ごとに別々のプロジェクトを作成する必要があった。今後は特定チームの複数試合をまとめて選択し、対戦相手の分析を1つのプロジェクトで完結できる。
特定選手の複数試合を1プロジェクトで分析
特定の選手が出場した試合を1つのプロジェクトに集約することも可能になった。必要な試合を選んでプロジェクトを開き、その選手の重要なプレーを捉えた「Player Action」映像を取り込めば、選手分析にかかる時間を大幅に短縮できるという。
ライブラリ映像からのプロジェクト作成
スケジュールだけでなく、ライブラリに保存した映像から直接プロジェクトを作成できるようになった。ライブラリにアップロードした映像や、Spaceからライブラリへ保存した映像を起点に編集を始められる。
ライブラリのフル映像(試合・練習)からプロジェクトを開始
試合や練習の映像が、BEPRO Spaceの正式なスケジュールとして登録されないまま、ライブラリにアップロードされる場合がある。こうした映像を、そのままエディターのプロジェクトに変換できるようになった。
ライブラリに保存したクリップからプロジェクトを開始
BEPRO Spaceで映像を見ている際に、特定のクリップをエディターで続けて編集したい場合がある。ライブラリに保存したクリップをエディターに取り込み、そのまま分析を続けられるようになった。この場合、プロジェクトの作成には元のフル映像が使われ、選択したライブラリクリップが個別クリップとして自動配置されるため、その瞬間の前後の文脈が失われることはない。
グラフィックテンプレート:ダウンロード映像に固定グラフィックを追加
グラフィックテンプレートの作成
ダウンロードするクリップに、オーバーレイ形式のグラフィックテンプレートを適用できるようになった。チームロゴ、スポンサーロゴ、リーグロゴ、任意のテキストなどを加えることで、映像の出所を示したり、チームのブランディングを支えたり、マーケティング用途にクリップを活用したりできる。
グラフィックテンプレートは、映像へのオーバーレイとして使うほか、スライドのように映像と映像の間に挿入することも可能だ。既定(デフォルト)のテンプレートを設定しておけば、ダウンロードするすべての映像に自動でオーバーレイが適用される。
テンプレート適用後の出力例
BEPROから映像をダウンロードした後にスポンサーロゴを別途付け足すのではなく、BEPRO上で直接グラフィックテンプレートを利用できる。既定のグラフィックテンプレートを設定すれば、ダウンロードするすべての映像へ自動適用される。
今回のアップデートにより、BEPRO Editorは、試合映像・トレーニング映像・ライブラリクリップをより自由につなぎ合わせられる、柔軟な分析環境へと拡張されたとしている。各所に散らばった映像を1つのプロジェクトに集約することで分析ワークフローの効率を高め、編集した映像をダウンロードする際にはチームロゴやスポンサーロゴを加えて、ブランディングやマーケティングまでカバーできる。
